医院ブログ
夏日のような東京の朝です
きのうも何人か初診の患者さんがいらっしゃいました
その中のお一人は朝から歯茎が腫れている、ということでした
たしかに右下奥歯の歯茎が少し腫れていました
理由はむし歯の穴が大きく、そこから神経に細菌が感染したと思われます
しかし、その方のお口の中にはもっと大きな問題が…
患者さんは30代前半の方です
上の一番奥の歯がありません…
しかも左右両方共にです
それについて尋ねると、左側は副鼻腔に膿が溜まり鼻づまりが起こったので、他院で抜いたんだそうです
それでも副鼻腔にはレントゲンで明らかな炎症がみられます
お聞きすれば、抜いても治らないから8月に大学病院の耳鼻科にて手術を受けるんだそうです
もちろん全身麻酔下での手術ですので、入院も必要とのこと
抜いたのにはきちんとした理由があったと思います
が
もう少し慎重な診断が必要ではなかったか?という疑問が湧いてきます
耳鼻科や根管治療の専門医への診断依頼ができたのでは?
我々も人間ですので、当然思った結果が出ないことはあります
しかし、そこに至るまでには最善の方法を選択しなければいけません
自分の技術や知識には限界があります
私は自分の限界を大きく超えたケースは潔く専門医にお願いします
悔しくて、次は自分でできるようにと精進します
何より患者さんのことを一番に考えるのが、医療人ではないでしょうか
※マイクロスコープを使った精密治療
※歯の保存を第一に
三鷹市 コーラル歯科